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 新聞では、毎日新聞と朝日新聞はいち早くTwitterを導入し、リアルタイムでニュースをつぶやくことで、今では40万人前後のフォロワーを獲得している。テレビでも、ややお堅いイメージがあるNHKがフォロワーとのコミュニケーションを重視したつぶやきが支持される一方で、iPhone用のアプリケーションもリリースしている。

 注目すべきはラジオでの活用である。「今日のテーマに関するご意見はFAX・メール以外にツイッター上でも募集しています。アドレスは…」最近、こんなコメントがラジオから流れてきたことはないだろうか。ラジオへのリスナーの投稿方法といえば、昔はハガキが主流であったが、FAX・電子メールと来て、現在はTwitterも使われているのである。
 Twitterでリスナーの声を集めることの特徴の1つは「リアルタイム性」である。メールなどでもリアルタイムに意見を送ることはできるが、1通1通を確認していく作業が必要なため、どうしても1人というよりはスタッフの力を借りる必要がある。一方、Twitterではタイムラインと呼ばれる時間を軸とした表示形式で、テーマに沿った意見が一覧で閲覧できるため、DJがトークをしながらパソコンを見つめ、状況に合わせて紹介していくことが可能である。

 もう1つの特徴は「双方向性」である。通常の方法では、「リスナーからDJへ」で完結してしまうが、Twitterでは投稿したすべての意見を誰でも閲覧することができる。投稿した人が別の投稿意見に賛同し、その投稿者のアカウントをフォローすることで新たな交流の輪が広がるのである。
 今まで紹介した事例が主にTwitterを情報発信ツールとして活用していた一方で、Twitterを情報取得ツールとして活用する事例が出てきている。
 ソフトバンク株式会社の代表取締役である孫正義氏のTwitterアカウントはフォロワー数が40万人を超える人気アカウントの1つである。「ハートフル割引をiPhoneにも適用して欲しい」「海外でのデータローミング料金の定額化を検討して欲しい」ソフトバンクモバイル株式会社の代表執行役社長でもある孫氏のアカウントにはこんな要望のつぶやきも多くみられる。孫氏はこのようなつぶやきを顧客の意見として捉え、対応策をスピーディに行っている様子がTwitter上でも閲覧できる。多忙で顧客との接点がなかなか持てない中、Twitterを顧客からの意見をダイレクトに収集できるツールとして活用しているのである。

 新しい商品・サービスが出るたびになんとか自分たちでも活用できないかと頭をひねるのが世の常である。しかし、ただ考えるだけではなく、実際に触れて体感し、まずは自分で楽しんでみることも必要なのではないか。すくなくとも今回取り上げた事例の人々はTwitterを楽しんでいるように私には思えた。Twitterは無料ツールである。仕事は抜きにして、まずは明日からつぶやいてみてはいかがだろうか。

http://twitter.com/(Twitter公式サイト)