老朽化に伴い、福島県郡山市が2008年12月から進めていた市営開成山野球場の大規模改修工事がこのたび終了し、4月18日に晴れて市民にお披露目された。開成山野球場は1952年に建設され、高校野球の決勝戦やプロ野球公式戦などで多くの市民に愛され続けてきた。しかし、すでに50年以上経過したことによる老朽化が著しく、改修を要望する声が多く寄せられたことから、23億円を投じて大幅な改修が行われることになった。23億円の費用の内訳は、国のまちづくり交付金から7億4000万円、市民からの募金など寄付金が6億円。残りを市の一般財源としている。
新球場の基本コンセプトは「青少年の夢が舞う 開成山ベースボールパーク」。球場を含む開成山公園と一体空間を形成し、市の新たなランドマークとなる大屋根スタンドを整備した。また、災害時の避難場所としての機能を高めるため、内外野グラウンドは水はけを良くして一時的なテント設営場所として活用でき、メインスタンド一階には医務室やシャワー室が整備されている。
また、野球場としての機能や設備も大きく改善された。スタンドの耐震化、グラウンドの拡張、メインスタンドのいす席設置などが行われ、室内練習場やロッカールームなどの屋内施設も大幅に改良されている。スコアボードが最大657インチのフルカラーLED電光掲示板となり、観客席数は18,274席に増えた。
4月21日には、20年ぶりとなるプロ野球一軍公式戦「楽天vsロッテ戦」が行われ、県内各地から訪れた野球少年やプロ野球ファンが、新球場の“開幕試合”をおおいに盛り上げた。 |