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 会津地区唯一の百貨店として永い間多くの市民に愛されてきた福島県会津若松市のデパート「中合会津店」が46年の歴史に幕を降ろした。同店は昭和38年に「若松デパート」として開業し、43年に会津中合に商号を変更。平成5年に中合と対等合併して中合会津店となった。会津若松市の中心商店街である「神明通り」の顔として市内外の客で賑わいを見せたが、近年は消費低迷に伴う販売不振のほか、大型専門店との競争が激化。ピーク時に49億3千万円あった売上は、昨年度は25億4千万円と約半減。店舗の老朽化もあって、この度閉店を決めた。会津若松市では、平成21年6月に大型スーパー「会津サティ」がすでに閉店している。相次ぐ大型商業施設の撤退は、全国的な傾向である中心市街地の衰退を如実に表していると言える。

 営業最終日となった2月28日には、たくさんの人が店に詰め掛け、最後の別れを惜しむ姿が数多く見受けられた。閉店時間が近づくと、店員が並んで最後のお客様を見送り、名残を惜しむ多くの市民が見守る中、山口裕店長が最後のあいさつを行った。そしてついに最後の時、深々と頭を下げるスタッフの前をゆっくりと降りていく緑色のシャッターに、「今までありがとう!」「さようなら!」と涙声が響いた。

(会津若松営業所 國分宏文)