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 トヨタ自動車系の自動車部品製造で国内最大手のデンソー(本社・愛知県刈谷市)が、田村市の田村西部工業団地へ工場を設立し、平成22年1月から稼動する事が決まりました。

デンソーはカーエアコン、ラジエーター(エンジンの冷却器)、点火系製品など様々な自動車部品を製造し、トヨタ系以外にも供給する優良企業であり、田村市に設立する新会社の「(株)デンソー東日本」は、デンソーの100%出資会社になります。当面は、カーエアコンを中心に製造する予定です。

 従業員は当初100人を採用し、7年後までに約400人の採用を予定しています。従業員は出来るだけ県内から採用する方針で、地元での雇用拡大に大きな期待が掛かります。地元から積極的に採用する事で、地域に根ざした生産活動が出来るでしょう。

 自動車の生産現場では、必要な物を必要な時に必要な量だけ生産するトヨタ自動車の「ジャスト・イン・タイム方式」と呼ばれる生産性の高い手法が広く普及しています。
 デンソーの生産現場でも、製品の品質やコスト、納期の管理を徹底しており、日本の自動車の生産活動を支える高い技能・技術を持った優秀な人材の確保と育成が急務となって来そうです。
 求職者も関連企業も、デンソーのハイレベルな企業ニーズに応えられる為の努力が必要になってきます。

 デンソーは自動車部品以外にも、自動車作りで培った技術力を生かし、私達の身近にある様々な分野の製品を提供しています。ETC車載器は勿論の事、透明ELディスプレイや遠赤外線ヒータ、省エネスポットクーラなどの生活機器も製造しており、made in デンソーはいたるところに存在します。携帯電話にURLを転送する時によく使うQRコードも、デンソーで開発を行い、QRコードは子会社のデンソーウェーブの登録商標でもあります。

 また、企業活動の面では、Jリーグの名古屋グランパスのクラブスポンサーにもなっています。
 「デンソー東日本という社名には計り知れない価値がある」と言う佐藤雄平知事の言葉にもある通り、新聞・インターネット・口コミなどの情報からも、デンソーに対する大きな期待が読み取れます。実際、「デンソーがやって来るのを楽しみしている」と言う地元の方の声も耳にします。地元商店街では従業員が町に出て来る事による自店の売上アップと商店街の賑わいを期待しています。また、市外からの人の流れの変化にも期待しています。
 デンソーが福島県に進出し、地域社会と多くの取引関連企業との架け橋となる事で、地元企業の技術力の底上げ、福島県のイメージアップ、更には地域社会の活性化に繋がる事を期待しています。

(営業部/吉田 亮)