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第7回「同じ商品なのに値段が違う?」

 PB(プライベートブランド)とNB(ナショナルブランド)をご存知でしょうか。最近何かと騒がれているので、詳しい方もいるかもしれませんね。
 PBとは、小売店独自のブランド(商標)で販売される、その小売店でしか手に入らない商品のことです。NBはその逆で、通常メーカーが製造している商品です。PBの定義はさまざまありますが、今回は「セブンプレミアム」「トップバリュ」などを想像してください。
 なぜ小売店はPB商品を製造して販売するのでしょうか。
 PB商品とはいえ、中身を製造しているのは従来のメーカーです。それを踏まえ簡単に述べると、小売店がメーカーと直接取引をするので流通の中間で発生するコストを削減できるからです。そうすれば同品質のものを安く、もしくは同価格のよりよい品質のものを提供でき、粗利も確保できるというわけです。
 以前のPBといえば簡素な包装で見栄えも悪く、(それもコスト削減の一部ですが)品質も劣る「安かろう悪かろう」商品というイメージがありました。しかし最近では、消費者の価格志向の強まりや企業努力によってNBのシェアを脅かすまでになりました。
 話は変わりますが、昔からついつい買ってしまう30円の駄菓子と包装が違うだけの中身は同じ25円のPB商品。あなたはどちらを買いますか?私なら30円の前者を買ってしまいます。やはり「懐かしのパッケージ」のほうがおいしく感じてしまいそうですから。この場合5円という価格差を「懐かしさ」や「思い入れ」などが上回ったということです。これからNBには、その辺りがポイントになりそうですね。
 消費者にとってはPBもNBも無くては困るものです。「シャネル」と書いてあるバッグと、同じ材質、製法のPBのバッグ。人によってどちらを選択するかは違いますしね。
(企画課:高橋健次)