あらかるとを愛読されている経営者のあなたなら、折込チラシに対する興味は大のはず。私もチラシが大好きで、「このチラシは野菜型か果物型か」と考えながらチラシをめくっている。
実は、八百屋さんのコンサルティングで恥ずかしい思いをしたことがあった。経営者が若輩の私に対して「スイカは野菜か?果物か?」と質問してきた時のこと。小学生でもわかりそうな質問だが、私はみごとにハズしてしまった。野菜と果物の区別は簡単だ。野菜は一年草で、果物は多年草。食用のために畑に種を蒔き、半年位で収穫出来るのが野菜。種を蒔いて、数年育てた木などになるのが果物。先ほどのスイカは、畑に育ち半年で収穫されるから、野菜が正解となる。また、果物は野菜に比べて、食用の実が育つまでに時間がかかるのも大きな特徴。その時間の長さは「桃栗3年、柿8年」と、ことわざにもなるほどだ。
さて、冒頭に書いた「このチラシは野菜型か果物型か」を解説しょう。私は、即効性があり、客数を稼げるチラシを野菜型、即効性はないがじわじわ効いてくるチラシを果物型と分けている。どちらが良い、悪いではなく、意図してチラシの中身を練ることが重要なのだ。野菜型の例は価格訴求。日替り、クーポン、期間限定など「早く買わなきゃ!」と一気に集客するパターン。折込んですぐに結果が出て、波も大きいが、後をひきにくいのが特徴。チラシ本体も読んだらすぐに捨てられてしまう事が多い。一方、果物型は、メッセージ主体。商品選びのポイント、お客様の声、店主の想いを載せて「思わずじっくり読んでしまった」というパターン。爆発的な集客はないが、後をひくのが特徴。チラシも捨てられずにテーブル上に残り易い。
私のコンサルティング先では、果物型にハマる経営者が増えている。「このチラシを書いている人(店主)に、一度会ってみたくて」とか「このチラシは勉強になるね」とチラシ自体を褒められるのが果物型の特徴だ。そう言って来店する方の多くは新規客。野菜型は、新規客もつかめるが、果物型に比べて固定客化や客単価アップ面で課題がある。
先の経営者たちは、初めは野菜型を支持する方が多かった。本音は、果物型に興味はあっても、難しそうなので敬遠していたのだ。そんな時は、折込チラシの前に、2〜3回店内チラシで果物型を練習することをオススメしている。店内チラシなら緊張しないし、顧客の反応も確認し易い。あなたもまず店内チラシを書いてみてはどうだろう。その1枚が、必ず果物型に進化するはずだ。