イトーヨーカドーのような大型総合スーパーの場合、通常は複数の店舗で合同の企画を行うことが多いが、今回の「福島うまいもの市」は郡山店単独企画となっている。B2版の大型チラシの表面全体を使い、春らしい桜色ベースの枠に福島県産のおいしそうなたべものが所狭しと並んでいる。
最も目を引く左上面には「Sweets Collection」の大きなタイトルが踊り、季節にふさわしい花見だんごをはじめとするスイーツが並ぶ。スタッフの顔が紹介されている店が一部だけあるので、すべての店でスタッフの顔が見えればもっとアピール度が高くなるだろう。
チラシの右半分に目を移すと、「酪王」の乳製品や「大畑屋食品」の大豆製品など、地元メーカーの加工食品がたくさんラインアップされている。これらの商品の特徴は、「地元で作られた身近なおいしい食品」だということ。誰かへおみやげとして持っていくのではなく、普段の食卓にさりげなく取り入れられるような食品ばかりだ。
チラシの下部分に目を移すと、「青果」「鮮魚」「精肉」のいわゆる生鮮三品がやっとここで登場することになる。これらの商品も地場産品で統一されており、おいしそうな写真に思わず目を奪われる。生鮮商品は、チラシの主役としてドーンと大きなスペースで扱われることが多いが、今回のチラシでは脇を固めつつ魅力をアピールしている。
このように、食品関連のたくさんの店が一堂に会する催事のチラシは、「おいしいもの」と「イベント」という消費者が最も注目する要素がタッグを組んだ最強コンビのチラシといえる。
◎イトーヨーカドーの食品関連催事のチラシタイトル(2006年の折込チラシから抜粋)
| 月 | チラシタイトル |
| 4 | 大好評全国駅弁・空弁まつり |
| 5 | 函館朝市 |
| 10 | 三大中華街フェア |
| 10 | 全国駅弁大会 |
| 11 | 京都味めぐり |
| 12 | スイーツ和菓子フェア |
| 12 | Sweets Fair |
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「北海道大物産展」「九州うまかもん市」など、地方の産品を集結して店舗内で展示即売を行う物産展は度々お目見えする。しかし、地元の産品をあつめてチラシで告知しながら店舗で売るイベントというのは意外に少ない。「北海道」や「九州」と比べたらインパクトが弱いかもしれないが、地元商品の魅力を再発見できる良い機会となるだろう。
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このチラシのように、店名やメーカー名が大きなフォントで目立って掲示されるケースは滅多に無いこと。商品を提供する側にとっては、自社の商品を指名買いしてもらうための布石を打てる。ここまで商品自体をクローズアップしたデザインならば、各商品についてのこだわりポイントなどが添えられていると尚一層商品が引き立つだろう。
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[企画課:舞木秀一]
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