冬も終わりに近づくと、旅行会社のツアー企画チラシが頻繁に新聞に折込されるようになります。今回ご紹介する「さくら観光」は、バス会社が運営する旅行代理店のため、魅力的なバスツアーの企画がチラシ全面に掲載されています。バス旅行の魅力は何と言ってもリーズナブルな価格ではないでしょうか。日帰り10,000円以下は当たり前、昼食付きで5,000円を切る商品もあります。桜見学コース、季節のお花見コース、春休み向けコースなど、用意されたプランは様々で、内容もかなり充実しています。
朝少し眠くても、バスに乗ればあとは自由。早く起きた分だけバスの中で眠ってもOK。日帰りツアーでも、朝早く出発し、夜の到着も遅いため、丸一日満喫できます。誰でも、遠足や修学旅行でのバス旅行の楽しさを覚えているはずです。そして、見知らぬ同志が同じバスに乗り合わせ、帰るころにはすっかり仲良くなる、そんなこともバスの旅の醍醐味ではないでしょうか。
また、「気軽に行ける」こともバス旅行のメリットです。発着場所は通行ルート沿線に複数ポイント用意され、駅の階段を上り下りするような乗り換えもありません。一度バスに乗ってしまえばそのまま目的地まで連れて行ってくれるので、年配の方にもオススメです。荷物の多さも気にする必要はありませんから、おみやげをたくさん買って帰ることもできます。
団体旅行から個人・グループ旅行へ、旅を楽しむスタイルの主流が大きく変化していると言われています。バス旅行といえば、以前は団体旅行の代名詞的なイメージがありましたが、消費者の需要に合わせた巧みな変化によって、新たな旅行の楽しみ方を提案することができます。本格的な長期旅行も楽しいものですが、日帰りや一泊旅行で思う存分幸せな気分に浸る、そんな楽しみを求めている方が増えているような気がします。
| さくら観光 日帰りバスプラン(お花見ツアー)一例 | 時 期 | 料 金 |
| 水戸の観梅といちご狩り あつあつ餃子の食べ放題 | 2〜3月 | 5,000円 |
| 東京の桜めぐり | 3〜4月 | 6,800円 |
| 五泉のチューリップと寺泊お買物 | 4月 | 5,100円 |
| あしかがの「大藤まつり」と館林の「つつじまつり」 | 4〜5月 | 5,800円 |
| 弘前城さくらまつり | 4〜5月 | 8,300円 |
| 大洗・鉾田 ポピーの花とメロン狩りと豪華磯料理の昼食 | 5月 | 7,500円 |
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(料金は大人一名分)

社名でもある「さくら」色をベースとしたデザインが印象的で、思わず手にとって見入ってしまうような迫力があります。ピンク系統の色を多用しているにもかかわらず、いやみの無い華やかさが印象に残るのは、優れたレイアウトのおかげでしょう。チラシ表面の左半分では、バラエティ豊かな花の名所とごちそうの黄金の組み合わせを打ち出し、右半分を桜の名所ツアーで埋め尽くしています。「さくら」の名所ツアーなら他社には絶対に負けない、という気迫がチラシから漂っています。日本人にとって桜がどれだけ大切な花なのか、このチラシが教えてくれているような気がします。
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このチラシによって販売されている旅行商品は、3月〜5月にかけてのツアーとなります。すっかりバス旅行に魅せられた人を更に惹きつけるのは、チラシの裏面に掲載されている次回のチラシ折込予告です。「次回折込は5月中旬予定です。大人気!さくらんぼ狩り…」と訴えかけています。ちょっとしたアイディアですが、「バス旅行といえばさくら観光」というイメージが瞬間的に読者に植え付けられるはずです。また、自社ホームページ内で「新しいツアーチラシができました。折込日は○月○日です!」と告知するなど、チラシとインターネットをミックスした手法を試みています。チラシからWebページへの誘導を試みると、相乗効果が更に期待できるのではないかと思います。
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[企画課:舞木秀一]
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