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■聖バレンタインデー
 バレンタインとは3世紀のキリスト教の司教である。彼は、当時禁止されていた兵士の結婚式を秘密裏に執り行い、ローマ帝国の怒りを買い、刑に処せられてしまった。そこで殉職した2月14日をカトリックでは“愛の日”として、記念日としたのが始まりである。
チョコレートを贈る習慣は欧米ではあまり見られないと思われているが、バラや宝石などとともにチョコレートもごくごく一般的なプレゼントとされている。
ここまでバレンタインデーという文化が日本に定着したのは、戦後、某チョコレート会社がキャンペーンを張った結果で、年間の消費量の4分の1を占めるほどの国民的行事となった。
■2月の旬
●野菜類…小松菜・チンゲンサイ・ウド・フキノトウ・ナノハナ
●魚介類…タラ・ムツ・シラウオ・ワカサギ・キンキ・カサゴ・マグロ
●果物類…リンゴ・ハッサク
●花 類…福寿草・ナノハナ・フキ・クロッカス・ホトケノザ・姫踊子草

「食品」「家具・家事用品」「被服及び履物」
 木枯らしが吹きぬけ、その寒さからさまざまな生き物の動きが鈍くなる2月。半ばにはバレンタインデーなどの国民的行事も控えている。今回は「食品」「家具・家事用品」「被服及び履物」から、2006年の2月を見ていこう。

■食品
 外食、飲料などに減少の傾向が見られるが、全体的には増加する傾向にある。外食に関しては1月の飲酒代への支出がが2月になると抑えら大幅に減少する。他の項目に関しても目立った動きはないが、減少しているところを見ると、消費者はあまり外に出たがらないのではないかと想像できる。また、予想通りと言えるかもしれないがチョコレートへの支出は大幅に増加している。
■家具・家事用品
 この項目では、食卓・応接セットが大幅に増加し、たんす・食器戸棚への支出が大幅に減少するというデータが表れた。この減少に関しては、月次では主だった傾向は見られなかった。また、前年との値とも大きく違っていた。これらの商品は、季節的なものにはあまり左右されないようなので、注意が必要である。
■被服及び履物
 被服及び履物は前月同様に減少する傾向がある。2月の特に注目すべき点は、洋服、シャツ・セーター類が大幅に減少するということである。洋服では主に男性・女性用コートの減少が目立つ。2月はまだ“冬”というイメージがあるが、実際に冬物商品が売れるのは晩秋から初冬にかけてで、この時期になるとすでにそれらの商品市場は飽和状態になると考えられる。すでに2月は“春物”ということではないだろうか。

■まとめ
 2月は、1月よりさらに消費が落ち込む月である。12月からの消費支出の増加からみると、一呼吸をおくような、“波”のようなものが見える。年末に緩んだ懐を一度締めなおし、また、1年で一番寒い時期であるので、他の月ほど積極的に外出はしたがらないなど、原因は多く考えられる。「被服及び履物」の項目からも見て取れるように、消費者は”春を待っている”という心情に駆られるのではないだろうか。そういったことを考えると、2月から春を先取るという販売戦略も面白いかもしれない。また、上記のとおりバレンタインデーも控えている。チョコレートに関して言えば年間の消費支出の4分の1がこの月に消費されるのである。その他にも受験シーズンなど、注目すべきイベントは数多くある。世間の流れ、風潮を敏感に察知し先取れば、消費支出の先に立つことも可能なのではないであろうか。
[企画課:高橋健次]