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■春の七草
 七草とは、芹(せり)薺(なずな)母子草(ははこぐさ)繁縷(はこべ)小鬼田平子(こおにたびらこ)蕪(かぶ)大根のことである。この七種の野菜を刻んで入れた粥(かゆ)を七種粥(七草粥)といい、邪気を払い万病を除く占いとして食べる。呪術的な意味ばかりでなく、御節料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もある。
この七種を、前日の夜にまな板に乗せて囃し歌を歌いながら包丁で叩き、当日の朝に粥に入れる。囃し歌は鳥追い歌に由来するものであり、これは七種粥の行事と、豊作を祈る行事が結び付いたものと考えられている。
■1月の旬
●野菜類…ハクサイ・大根・ホウレン草・京菜・芹・ブロッコリー・カラシ菜
●魚介類…ブリ・タイ・ヒラメ・マガツオ・伊勢エビ・ズワイガニ・イカ・カキ・アンコウ・シジミ・ハマグリ
●果物類…ミカン・リンゴ・金柑
●花 類…黄桜・ナズナ・梅・藪椿

「住居」「被服及び履物」「その他の消費支出」
 華やいだ12月も過ぎ、元旦を始めとした日本の荘厳な行事が各地で執り行われる季節。2006年の一番最初の月はいったいどういった消費支出の動向が見られたのだろうか。今回のテーマは「住居」「被服及び履物」「その他の消費支出」である。

■住居
 12月から比べると、支出は大幅に減少する。内容はというと、設備材料、設備器具の落ち込みが激しい。逆に修繕材料(れんが・ブロック・トタン・床材・障子など)への支出は増加している。11〜12月には設備器具等を新規に購入する支出が多い傾向にあるが、1月に入ると消費者にはそれらの「修繕」に充てる支出が多いことがわかった。
■被服及び履物
 被服及び履物も1月になると大幅に減少する。一番の減少を見せるのが和服である。その中でも婦人用の和服の減少が目立つ。1月は和服の利用機会が増え支出も伸びると思われるが、実際に購入されるのは11〜12月にかけてで、1月にはいると賃借料が伸びるという傾向が現れた。洋服に関しては12月とほぼ変わらない。内訳を見ると、コート類への支出が横ばいなのと学生服への支出が増加している点が関係していると思われる。少々気が早いと思われるかもしれないが、消費者は年が明けると新年度への準備を始めるのであろう。
■その他の消費支出
 この項目は水道光熱費のほかに唯一増加を見せる項目である。その中でも交際費の増加が顕著である。理由としては贈与金(一般社会の慣行による自発的現金支出)が大幅に増加することが挙げられる。これはいわゆる「お年玉効果」であろう。しかしながら他の消費支出に目立った影響は出ていない。「お年玉効果」による支出の増加はあまり期待しないほうが無難なのではないだろうか。

■まとめ
 消費支出が落ち込む1月ではあるが、目立った特徴も見られた。第一点として、和服そのものの需要はほぼ変わらないだろうと考えられるが、その支出は購入から賃借に移行していくということが挙げられる。第二点は「消費者はすでに新年度(新学期)への準備をし始める」ということである。今回のテーマにはなかったが、その裏付けとして通学かばんや学習机への支出も増えることがわかった。一般的な日本の慣行から考えると少々意外であるが、こうして数字として現れているということはそこにはれっきとしたウォンツ・ニーズが存在しているということである。それらを見逃さないようにしたいものである。
 また、ひとつ注意点がある。12月に大幅に消費支出が増加したもち・かに・テレビゲームなどの品目は1月にはいると大幅に減少する。12月に大幅に消費支出が増加したものすべてではないが、それらの品目の在庫管理には十分注意したいものだ。
[企画課:高橋健次]



 某雑誌に毎年恒例のヒットランキングが掲載されていた。1位『ニンテンドーDS Lite&鍛脳ゲーム』、2位『軽自動車』、3位『資生堂 TSUBAKI』、4位『mixi』という結果。ところでこの4商品・サービスをすべて利用したという人はどのくらいいるだろうか。ちなみに10年前(1996年)の結果は1位『インターネット』、2位『携帯電話/PHS』、3位『インポートブランド』、11年前(1995年)は1位『たまごっち』、2位『もののけ姫』、3位『失楽園』という結果。年齢にもよるが今年より過去のランキングに共感する人のほうが多いのではないだろうか。マスメディアにおいても「テレビ」は高視聴率番組が減少傾向、「雑誌」でも取り扱いテーマの専門化、またそれに伴い雑誌の種類が増えたことによる1誌あたりの発行部数の低下が進行している。こうした消費者意識の多様化による1メディア、1商品・サービスあたりの爆発力・展開力の低下が今年のランキングからもうかがえた。
 また、台所まわりでの「汚れる前に予防する」を習慣づけた『ルックきれいのミスト』やアスリートなどの専門家用商品であった酸素缶をコンビニで展開した『オーツーサプリ』、セキュリティソフトでは当たり前だった1年ごとの更新料を無料にした『ウィルスセキュリティZERO』など従来の既成概念やカテゴリーに捉われない新しい商品・サービス群がみられる。前述した環境に対応するためにはこうした考え方が今後は必要になってくるのではないか。最近よく耳にする業種を問わないTOBやコラボレーション・企業間提携の活発化はこうした現況を写す鏡のように思える。
 柔軟なアイデアは柔軟な脳から生まれる。2006年のNO.1ヒット商品で脳を鍛えてみるのも1つの方法かもしれない。