福島県折込広告社


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 「商品を買ってほしい」「店に来てほしい」など、広告主は多くの労力と費用を掛けて折込チラシを使ったアピールを行います。言うまでも無く、何の目的も存在しない折込チラシなどあり得ません。限られた紙面の中に各店の戦略が凝縮され、その反応が売上の良し悪しとなってダイレクトに表れるチラシ販促は、多くの小売店やサービス業にとって極めて重要な位置を占めています。今回、酒類をメイン商品とするディスカウント業態の4店舗の同時期のチラシを比較し、それぞれの店がチラシを通じて何をアピールしようとしているのか検証してみました。

■一二三屋(8/10号・B4サイズ・2色/1色)
「一二三屋お盆特報」
「お盆のご準備は一二三屋にお任せ下さい!」
 「お盆のご準備は一二三屋にお任せ下さい!」 大きな特長は、表面に日替わり特売品として食料品をメインに掲載していることです。加工食品や飲料だけではなく、卵や牛乳などの日配品も定番の商品となっています。裏面は酒類をメインに配置した構成となっています。インパクトが強い特売品で集客を図り、メイン商品である酒類の売上に繋げたいという狙いがあるようです。

■やまや(8/10号・B4サイズ・4色/4色)
「ふるさとにみんなが集まるお盆は、大皿を囲んで思い出話に花を咲かそう!」
「迎えるときも、訪ねるときも、やまやのおいしさが味方です。」
 みんなで囲む食卓をイメージさせる中央の枠に4つのメインディッシュを配置し、それらの料理に合うお酒をワインと日本酒をメインに写真の大小でうまくレイアウトしています。裏面には「人気商品セレクション」としてオリジナリティあふれる商品が並んでいます。ライフスタイル提案型チラシとして完成度が高い作品となっています。

■酒天国(8/10号・B4サイズ・4色/4色)
「今年の夏も酒天国が熱い!夏真っ盛り大得市」
「今が買い時!連休前にお買い置きください!」
 表面は、お中元・お使い物用のセット商品をメインに掲載。「ウィスキー980円均一」コーナーもおもしろい試みです。裏面はビール類の箱売りが紙面の半分以上を占め、焼酎や日本酒が整然としたコーナー枠の中に収められています。全体的に箱売りなどのまとめ買いを促進する戦略が、チラシの中にはっきりと表れています。

■ムナカタ(8/12号・B4サイズ・2色/2色)
「大感謝祭」
「大感謝祭」
 縦型レイアウトに赤と緑を効果的に使ったチラシは、一目でムナカタのチラシだと分かります。ラベル部分をアップにした商品写真をズラリと並べた構成に、一品でも多くチラシに載せて読者に伝えたいというムナカタの熱意が伝わってくるようです。酒ディスカウント店として直球ど真ん中勝負を挑んでいるチラシです。

 こうして比較してみますと、「何をどのようにして売りたいのか」という各店の差がチラシに表れていることがわかります。売場に行けばもっと明確な差が感じられるかもしれません。同じ土俵で勝負している競合店でも、想定する顧客イメージの違いによって訴え方を変えています。私たちが普段何気なく目を通しているチラシには、お店のコンセプトなどを含めた重要な情報がちりばめられています。
[企画課:鈴木道雄]