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■敬老の日
 聖徳太子が四天王寺に悲田院を建立したことにちなみ、以前は、としよりの日(1951年〜)、老人の日(1964年〜)と呼ばれており、1966年に敬老の日として国民の祝日に指定された。お年寄りには何よりも心の触れ合い、いたわりが一番。なお、2003年から敬老の日は9月の第3月曜日に変更された。
■9月の旬
●野菜類…きゅうり・かぼちゃ・トマト・とうもろこし・さつまいも・きのこ類
●果物類…イチジク、ザクロ、栗、梨、ブドウ
●魚介類…サンマ・サバ・カワハギ・アジ・イワシ・タチウオ・黒ダイ
●花木類…コスモス・ホウセンカ・ダリア・アブチロン・ホトトギス・クジャクソウ

「食料」 「交通・通信」 「教養娯楽」
 暑さもだんだんと和らいでくる8月から9月にかけて、特に目立った動きを見せたのがこの3項目である。この3項目について消費者の支出動向を分析していく。

■食料
 外食・酒・飲料が減少する。酒・飲料については、7〜8月がピークとなるため、減少といっても年間の平均程度に推移する。その中で、生鮮・穀物類は増加している。旬の食材がはもちろんのこと、少し早いが白菜・ほうれん草・さといも・大根・ごぼうなど”鍋”を連想させるような食材に支出する傾向にある。穀物は、特に米が8月から10月にかけて増加する。旬の食材は米と一緒にというのが一般的な消費動向だといえる。
■交通・通信
 内訳としては公共交通機関の利用、通信費が減少したぶん、自動車の購入が増えたため、全体としては横ばいである。3〜4月に続く値で、ボーナス、行楽シーズンなど様々な理由が考えられる。ガソリン等自動車維持費は7月に比べ減少傾向にある。
■教養娯楽
 国内外への旅行者の減少が影響している。8月が支出のピークとなるため、額としては大きな値が減少している。9月は”冬支度”という閉塞感や、祭りや行楽など身近な行事が多いからではないだろうか。

■まとめ
 全体として見ると、9月は他の月に比べ消費者の財布の紐が固くなる傾向にある。しかしながら、確実に動きのあるカテゴリーも存在する。旬の食材が出回り始め、消費者の胃袋を刺激する。「食欲の秋」は確実に消費動向に影響してくる。魚介類なども出てくるが、まだ支出の増加は見られず、10月にかけて増えてくる。また、公共交通機関等を利用した、いわゆる「旅行」よりは自家用車等で出かける「行楽」のような”お出かけ”が増えてくるようである。供給者側の視点から見れば、この時期はうまく費用を抑えて年末商戦に備えたいところではあるが、敬老の日絡みの3連休など、大きなセールチャンスは確実に活かしてもらいたい。
[企画課:高橋健次]



 カテキン・大豆イソフラボン・リコピン・クエン酸・ポリフェノール…。
最近の健康マーケットにおいては、このような健康成分を強調した商品が多く見られる。腸内環境の改善を主な効果とする乳酸菌も知名度が高い健康成分の1つだが、その中でも「植物性乳酸菌」が今注目されているとのこと。
 某メーカーの植物性乳酸菌飲料が販売開始から売上好調で生産が間に合わず、一時売り切れ状態になったのは記憶に新しいところ。また、最近では健康・美容番組において「腸内の微生物増殖に起因する下腹のでっぱり」を解消する成分として取り上げられ、主に女性を中心に関心が集まっている。
 では、「植物性乳酸菌」とはいったい何なのか?
 そもそも乳酸菌とは糖を栄養分として増殖し、乳酸をつくり出す細菌の総称。
そのなかでも動物の乳を栄養分にするものを「動物性」、植物が持つ糖を栄養分にするものを「植物性」という。「植物性乳酸菌」は比較的過酷な環境でも生息できるものが多いため、菌が生きたまま腸まで届くことが必須条件である「プロバイオティクス効果(腸内細菌のバランスを改善し体の防御機能を高めること)」をより期待できるという。
 また、このような特性から元来、胴長短足で腸が長く、消化に時間がかかる傾向にある日本人には最適な食品成分であり、実は日本の伝統食(味噌・醤油など)、特に発酵食品である「漬物」に多く含まれているとのこと。
 最近では、健康マーケットの成熟化により、血糖値を下げるお茶・中性脂肪がつきにくい食用油などの効果がわかりやすい商品の登場、あるいは食品を購入する際、料理を注文する際にはしっかりとカロリー表示がされているなど「健康」に対する強い意識を持たなくても健康体が維持できる外部環境が整いつつある。このような環境の中で消費者の関心を集めるためには、他の商品との差別化を図るため、オリジナリティのある商品コンセプト(インパクト)と徹底した機能・効果の説明(わかりやすさ)が必須条件のようだ。