「私の宝物」
営業部 東海林則子
「お母さん、身長縮んでない?」そう言って息子が私の頭に手をのせました。鏡の前で背くらべをすると、ほとんど変わらない・・・。「チビ!」と言い残して私のそばから離れていきました。気づかないうちに随分成長したんだね。息子が生まれて3ヶ月で仕事に復帰した私は、毎朝、後ろ髪を引かれる思いで会社へ向かっていました。3才の頃だったでしょうか、息子の前で一度だけ泣いてしまったことがありました。心配そうに私の顔をのぞきこみ、「ぼくが守ってあげるから」そう言って私に抱きついてきました。あの日のことを忘れた事はありません。毎日一緒に居られなくても私のことを見ててくれたんだね。もう息子に涙は見せないと心に誓いました。そんな息子はもう11才。私の一番の宝物です。
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