INDEX
●特集『プロジェクトK「折込広告More Better宣言(4)」〈前編〉』
●おっと目を引く、折込広告 ●たかはしこうじのマーケティングスパイス
●社員コラム「天性珍語」 ●こちらOMS研究所「4月 旅行代理店」
●広告用語の基礎知識 ●折込広告モニター集計表
発行/株式会社福島県折込広告社<営業本部> 〒963-0724 福島県郡山市田村町上行合字北川田26-3 TEL(024)944・8400(大代) FAX(024)944・9800
 

2005.April Vol.220
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折込広告は、上場企業から個人商店まで様々な規模の広告主、そして又製造メーカーから地元の農園までと様々な業種の広告主に利用されているメディアである。他のメディアと比較しても、利用している広告主の多様性は群を抜いており、生活者に届けられる情報のレベルもかなりの幅がある。販促ツールとして折込広告を利用するとき、「広告主が何をどのように伝えたいのか」ということを明確にしたプランを練らないと、伝えたい人にメッセージが届かないまま無駄な情報となってしまう。 販促ツールとしての折込広告がもっともっと有効活用されるためには、もう一度基本に戻って再確認してみる必要があると考え、今回の特集コーナーで取り上げてみた。


 本誌2月号でも取り上げたが、マーケティングスパイスコーナーを担当していただいている中小企業診断士の 橋幸司さんによれば、店づくりは四位一体のルールで成り立つものであり、このうちどれか一つの要素が欠けてもすべてがゼロになってしまう。
 折込広告は、「販促力」の部分で店づくりの重要なアイテムとなっており、最も手軽な広告媒体の一つということで多くの広告主に活用されている。

 

1.折込広告のタイミング
折込広告を実際に配布するスケジュールを考えるとき、年間や月間での長期的スパンでのタイミングと、セールやイベントの日付に合わせた短期的スパンでのタイミングを考えて計画することが必要になる。

●長期的スパンでのタイミング
 商品やサービスの販売を考えた場合、1年のどの時季にその商品が最もよく売れるのかを考えなければならない。「季節」「旬」「暮らし」などのキーワードに合わせたタイムリーな販促計画を練ることが重要。

(例)5月の販促キーワード
ゴールデンウィーク/母の日/運動会/遠足
紫外線対策/田植え/初夏/初がつお
  ●短期的スパンでのタイミング
 折込広告は新聞と一緒に家庭に届けられるが、広告を見る時間帯には当然差がある。朝の時間に必ず目を通すとは限らないので、セール・催事の内容によっては、前日から数日前に折込した方が効果的な場合がある。

1日限りの特別セール・イベント⇒前日折込
朝早い時間からのセール・イベント⇒前日折込
早めに告知して集客を図りたい催事⇒数日前〜前日折込




2.折込広告のエリア
折込広告は、告知したいエリアを選ぶ自由度が高いメディアといえる。自店の周辺のみ数百枚〜数千枚の狭いエリアから、日本全域に至る広範囲エリアでの設定など、販促計画に合わせた広告を実行することができる。広告主が期待する効果を得るためには、実施する広告の内容を考慮したエリア設定から印刷枚数を決定するなど、総合的なプロモーションの一部分として捉えることが重要である。

●新聞販売店のエリア図と持ち部数を基にエリアを設定する
 「チラシ」は、たくさんの人に一度に情報を知らせるという意味合いの「散らし」が由来とされている。販促経費との相談になるが、比較的安価で大量の情報を一斉に伝えることができるのが折込広告の最大のメリットである。新聞販売店の境界エリアと持ち部数を設定の基準とし、それ以上細かい単位での設定はトラブルが発生する原因となる可能性がある。チラシを「無言のセールスマン」と考えれば、できるだけ多くの家庭に訪問させた方がプラスになると考えるべきである。

●店からの距離はあくまでも判断基準のひとつと考える
 折込エリアを設定する場合、「店から半径1キロまでのエリアに」というような「距離圏」で指示をする広告主がある。徒歩や自転車での来店を想定する場合はそれも有効だが、車での来店を想定する場合は、道路事情などを考慮して一定時間に到達することができる「到達距離圏」で考えたほうが適切である。


●商品やサービスそれぞれ特有の商圏を考慮する
 消費者が商品やサービスを購入するために店を選ぶとき、それぞれの商品やサービスの特性によって買い回る傾向が違ってくる。食料品などは近場で買い物を済ませることが多く、高額なもの、趣味性の強いものになる程遠くまで出向いて多くの店を比較検討して購入する傾向が強くなる。  チラシの折込エリアを決める場合、自店の商品やサービスの消費購買動向データを把握した上で設定することが重要である。


●新聞銘柄は指定しないのがエリアマーケティングの基本
 例えば「○○新聞だけに折込」というような新聞銘柄を指定した折込は、できるだけしない方が賢明といえる。チラシはエリアマーケティングの実践に最も適したメディアのひとつなのだから、購読している新聞の銘柄にかかわらず、広告をしたいエリアの主要新聞すべてに折込をすることが望ましい。
 「できるだけ少ない費用で効果を上げたい」「新聞を2紙以上購読している家にはダブって入るから」というようなことを考慮して、占有率の高い新聞にだけ折込を希望する広告主が多いのが実情である。しかし、2紙以上購読している「併読者」はそれほど多いわけではなく、占有率の低い新聞の読者には貴重な情報を届けられなくなってしまう。店舗を構える広告主にとっての銘柄指定はエリアマーケティングにはそぐわない。  伝えたい情報を、伝えたいエリアの新聞購読者すべてに確実に伝えることで、折込広告本来の目的は達成されるのである。


※次号(5月号)にて「販促ツールとしての折込広告を再確認する」〈後編〉、「折込広告のデザイン」を特集します。



「手書き文字とこだわり用紙の絶妙チラシ」

A4判 1C/1C

鳥いち本店
 先月号で特集していた「手書きチラシ」……読者の目に留まるためには様々な工夫があるが、今回は内容は勿論の事、チラシの紙質にもこだわったものを紹介したい。このチラシには、よく使われるコート紙や上質紙ではなく、「未晒し(みざらし)クラフト」という紙が使用されている。一般的には包装紙などに使われるもので、価格が非常に高く、あえてチラシとして使った事に正直驚きを隠せない。確かに手触りで他のチラシとは差別化できる上、たてよこ絶妙に配置された手書き文字がくっきりと浮かび上がる。
 ちょっとした発想の転換で、「手が止まる」⇒「目に留まる」⇒「じっくりと読む」といった行動をさせることができる。チラシを作る側の人間からすると「役目を果たした瞬間」なのかもしれない。
(営業部 佐藤裕之)


弊社の社員が毎回一人ずつ登場し、自由気ままに語るコラム。
 
「いちごのはなし」
いわき営業所 遠藤 良次

 私の実家は、この道20年のいちご栽培農家です。いちごは、バラ科の植物だということをご存知でしょうか。背丈の低い多年草の植物で、花が散ってから1ヶ月ぐらいで実をつけます。いつも果実だと思って食べている赤くて甘みのある部分は、実は果実ではないのです。本当の果実は、表面にある黒いつぶつぶなのです。ではあの赤い実の正体は何でしょう。それはいちごの花の中心にある花託といって果実を育てるためのクッションのような役割をしているものです。こうしたいちごの果実は、本当の果実に対して、偽果と呼ばれ区別されています。でも、偽物の果実が美味しいなんてなんか不思議ですよね。
 いちごが美味しい時期です。いちご狩りなどしてみてはいかがでしょうか。


広告用語の
基礎知識
basic of AD

誇大広告
             - exaggerated advertisement -


 広告において真実をより誇張して表現すること。誇張広告をすることによって実態とは異なる製品、サービスを売りつけ、利益を上げようとするものである。
 こうしたことは、広告倫理からして許されることではなく、最近では法的にも規制されている。  本来、規制があるなしに関わらず、広告は真実に基づいて制作するべきものであり、虚偽のあるいは紛らわしい表現を用いて、集客もしくは売買してはならない。
グラフィック社「チラシデザイン」参照


第19回


高橋幸司の事務所代表。
価値負けしない店・人づくりマン、中小企業診断士。お客様に「あなたの店がないと、 私、困っちゃう」と言わせる、存在価値で負けない店づくりを志向。商売大好きオーナーの店だけを一所懸命コンサルティングするかたわら、社員教育、マーケティングセミナー、創業塾、各種講演、執筆、ラジオ出演もどんどんこなす。1966 年福島県生まれ。


高橋幸司
 

「ヘビーユーザーを取り込む」
 私は仕事上出張が多いので、各地に常宿を持っている、ビジネスホテルのヘビーユーザーなのです。ここで常宿のひとつをホテルAとしましょう。このAはポイント制があり、15回泊まると1泊無料になるVIP待遇があります。先週はたまたま急な出張で、Aの予約が取れませんでした。そこで近隣のホテルBに泊まったのです。
 利用してみると、BはAに劣らず設備もサービスも良く、また利用しようかなぁという気持ちになりました。チェックアウトの時には、ポイントカードを勧められ、1ポイントいただきました。やはり15泊で1泊無料のVIP待遇がありました。でも、翌月の予約は、やはりAに入れてしまいました。なぜでしょう?理由は私のAのポイントは13ポイントで、あと2回Aを利用すれば1泊無料になったからです。あの時Bにしようかなぁ、という気持ちがあったのに、その後もホテルをスイッチせずAを利用し続けています。

 さて、Bがヘビーユーザーの私を獲得するにはどうすれば良かったのでしょう?答えは簡単です。厚遇すれば良いのです。例えば、チェックインまたはアウト時にフロントで「お客様、ビジネスで当ホテル(B)を初めてご利用の様ですが、他のホテルのカードなどお持ちでしたらお見せください」とお願いするのです。そして、他のホテルの利用頻度などを確認したら「ホテルAさんのVIPでしたら、当ホテルでも厚遇させていただきます」と、ポイントをその場で2〜3倍プレゼントするのです。すると、まんざらでもない私は、Aが満点になったら、Bに泊まろうか、という気持ちになったかもしれません。
 いかがですか、ここで、大切なのは、利用頻度を確認し、厚遇することです。これが、ヘビーユーザーを直接取り込む仕組みです。普通は、ゼロからポイントを貯めて徐々に自店のVIPに育てていくのですが、これからは、他店のVIPとわかったら、即、同待遇で自店にお誘いする思い切った仕組みが重要なのです。

 業種によってヘビーユーザーの基準は様々だと思いますが、幸い各種カードが普及しているので、それらを見て判断するのもひとつの方法です。フロントやレジなど、お客様との接点で柔軟な対応をすれば、ヘビーユーザーを即、自店の顧客にできるはずです。
 ヘビーユーザーにこだわる理由はこうです。先のホテルの例だと、2年に1度くらい利用するお客様20人よりも、1ヶ月に2〜3度利用するお客様を1人獲得したほうが、早く業績アップできるからです。
 早速、あなたの店の店頭でもヘビーユーザーを見つけてみませんか。見つけたら、思い切って厚遇!きっとうまくいきますよ。


OMSとは…当社のオリジナルサービスであるOMS(折込広告モニターサービス)では現在福島県をはじめ東北6県の主要都市の新聞に折込される広告を収集し、画像を含めた詳細なデータを蓄積し、契約していただいたお客様にWEBで提供をさせていただいております。詳細につきましては、当社企画課へお問い合わせください。

ここでは、折込広告をもっと活用していただけるように

日々折込される広告について研究しております


■旅行代理店チラシの月別本数(2004年)
1月338.90%
2月297.80%
3月4111.00%
4月225.90%
5月4111.00%
6月328.60%
7月328.60%
8月369.70%
9月287.50%
10月297.80%
11月287.50%
12月215.60%
総数372100.00%
福島県内主要5市の定置モニターポイントに折込されたチラシの本数を合計
■余暇活動の参加希望率ベストテン
1国内観光旅行(避暑・避寒・温泉など)
2外食(日常的なものを除く)
3ドライブ
4海外旅行
5パソコン(ゲーム・趣味・通信など)
6映画(テレビは除く)
7宝くじ
8動物園・植物園・水族館・博物館
9ビデオの鑑賞(レンタルを含む)
10カラオケ
出典:財団法人 社会経済生産性本部「レジャー白書2004」

考  察
●2004年の旅行代理店チラシを見ると、3月と5月に最も多くのチラシが折込されており、12月が最も少なくなっている。

●曜日別では、日曜日が圧倒的に多くて42.7%、次いで月曜日が18.3%となっている。



レジャー白書とは
(財)社会経済生産性本部が毎年行っている「余暇活動に関する調査」をまとめた報告書。全国5万人以上の都市に居住する15歳以上の男女3,000サンプルに調査を行っている。
研究結果
 参加希望率No.1のレジャーが「国内旅行」という日本人にとって、旅行代理店のチラシは関心度が高いジャンルのひとつであることは間違いない。旅行代理店のチラシは、ピーク時季の2ヶ月程度前から増えてくる。GW用は3月に、夏休み用は5月に、秋の行楽シーズン用は8月に折込する広告主が増加する。
 折込日が日曜日に集中するのは、旅行企画商品が紙面一杯に掲載されたチラシを「じっくりと見てもらいたい」という心理が働くためではないだろうか。土曜日は、量販店などのチラシがどっさりと入るため敬遠されるのだろう。月曜日が多い理由は、「チラシの本数が少ないから」、「申込の電話に応対できるように」だと類推する。
ORIKOMI MONITOR SERVICE RESEARCH LAB.


平成17年1月
弊社モニター概要
調査地点:福島市・郡山市・いわき市・会津若松市・原町市の5市の各1地点
対象新聞:福島民報・福島民友・毎日・朝日・読売の5紙。各紙に重複して入っている広告は1つのみカウントする


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